日常を忘れてサーフトリップ。
趣味を楽しむ男ひとり旅。
たとえば男も40代になると、仕事ものってきて、プライベートも順調かもしれない。だけど、たまには日常の一切を忘れて、なにも考えずにリフレッシュしてはどうだろう。ひとりっきりで、好きなことしかしない旅。
透明度の高いリーフでサーフィンを。
サーフボードにまたがって、しばらく波を待っている。ボーっと水平線を眺めていたら、いくつかの波をやり過ごしてしまった。まぁ、それも良いだろう。仕事もプライベートもどんなに充実していたって、ふとひとりの時間が欲しくなることがある。そんなのとき、俺はサーフボードを片手に宮古島への旅路につく。
宮古島がサーフィンのメッカかといえば、そういうことでもない。ただ、この島の海はどこまでもうつくしく、それでいて人気のサーフスポットのように海の上が混雑するようなこともない。穏やかに波を待つことができるこのゆるさが良い。海はリーフがほとんどで、波がすぐにくだけるので短いライディングを繰り返す。海はあまりに透明なので、初めてここで波に乗ったときは、海底に衝突するんじゃないかとちょっと怖かったくらいだ。ともかく、こんなにもうつくしい海で誰にも邪魔されずに波に乗れたら、最高の気分じゃないか。
さて、もう何本かのライディングを楽しんだら、
今日はあがることにしよう。
釣果は気にしない、
ただ海と向き合う時間を楽しむ。
サーフィンをした後は釣り竿を持って再び海に向かう。海の近くを散歩すれば、子どもたちや地元の人びとが釣りをしているのによく出会う。ここでは県外ではあまり見かけないような色やカタチの魚たちがよく釣れるのだが、実のところ、大物が釣れるわけではないし、なにか釣れることを期待しているわけでもない。やはりただ海を眺め、深い青に釣り糸を垂らし、海風を感じているのが心地いいんだ。
一人で来ても満たされる、
島の人びととのふれ合い。
ひとり旅のときは、決まって民宿に泊まることにしている。宮古島の人びとは概して人当たりがよく、だからなのかこの島を旅する人たちもおおらかなひとが多いように感じる。人里離れた民宿に泊まり、島の素材をふんだんに使った宿主の手づくり料理に舌鼓をうち、旅人同士で語らう。
「ここはね、時間が止まった島さ。聞こえるのは自然の音だけ。常連のひとは最低でも3泊していくわけ。6時半に起きて散歩して、7時にはたっぷりの朝ごはんを食べる。いっぱい遊んだら18時にはしっかりと夕食を食べて、21時には寝るの。そうするとね、体が整っていく。食べ物も、自然も、ここは沖縄本島の人だってびっくりするほどの絶品の島さ」
好きなことしかしない、そんな自分勝手な旅を受け入れてくれるのも、宮古島の懐の深さだろうか。うつくしい海に触れて、ひとりきりの時間を持ちたくてきた旅で、結局はひとに癒されている。
このテーマの主な撮影地
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保良川ビーチ
- 住 所:
- 沖縄県宮古島市城辺字保良地区
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イムギャー
マリンガーデン- 住 所:
- 沖縄県宮古島市城辺友利地区
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津嘉山荘
- 住 所:
- 沖縄県宮古島市下地字与那覇149
- 電話番号 :
- 0980-76-2435
- 営業時間 :
- CheckIn
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CheckOut
10:00