農村整備事業30年間に宮古島の在来種が減少し、除草剤散布による畑の道路側の野草が絶滅しつつある。
少年の頃体験した昔懐かしい味(ポー、野イチゴ、ザウカニ、バンキ、グァバ)を今の子供たちが体験し、宮古島の自然、そして大切な心を次世代に継承。またモリンガ茶(沖縄でしか作れないお茶)を中心に3つの農園がOPEN。
モリンガとは、栄養素が90種類あり、今後加工の用途が多い。自分で収穫体験 ※薬草、草花の知識有。
【パリ】とは宮古島の方言で【畑】のこと。パリ番屋とは畑番屋。
「私はモリンガおじさん。はっはっは!」と笑う畑の番人。モリンガの森は大きい。面積もそうだけれど、ありとあらゆる種類の命を抱えるとても懐の大きな森だ。絶滅の危機にある宮古在来種の野草たちを、できるだけ自然のままの環境で残そうとしている。
「ほらほらほらほら、食べてみなさい。宮古島の60歳以上の人ならみーんな食べてきた味だよ。こういうのは残していかないといけない。みんなに知ってもらいたいんだ。」モリンガおじさんはぐんぐんと森の中を突き進む。
その間も、植物たちの説明は止まらない「これはザウカニ、バショウ、ピタンカ、川満イモ、長命草、ノニ、黒木、レモングラスはこないだ邪魔だから切っちゃった。はっはっは、でもまだ生えてるね。あ、モリンガ植えてるコーナーにグァバが勝手に生えてるさ。鳥が食べて糞をして、勝手に増えるんだね。あっがい!バナナの木が倒れてるさ!身がなりすぎて重かったんだね。さあこっちは・・・」止まらない止まらない。
豊かすぎる自然に説明が止まらない。説明しながらモリンガおじさんはブチブチと植物の葉をちぎっては渡してくる。「これは葉っぱがくるくる。こっちは色が違う。」硬い葉っぱにみずみずしくやわらかい葉っぱ。実際に触ってみると何もかもが違っていて面白い。渡されるままに葉っぱを持っていたら手がいっぱいになった。
モリンガおじさんは植物を過保護にしすぎない「植物は相性があるさ、あとは勝手に増えていってるね、はっはっは。」強い日差しの日もある。すべてをなぎ倒す台風の日もある。その中で、自分の力で立っている植物たちは、1枚くらい葉っぱを、私に分けてくれたところでびくともしない。でも、モリンがおじさんはすべてを自然に任せているわけではない。
宮古島の土はもとより、日本各地の土を調べ、何がどう自然に作用している勉強も怠らない。森を案内してもらって感じるのは、自然へ宮古島への愛情。宮古島の本来のあるべき力強さを感じに、そして、このパワー溢れる畑の番人モリンガおじさんに会いに来てみてはどうだろうか?
モリンガは北インド原産の和名わさびの木。90種類以上の栄養素を含み、古くから300種もの薬効効果と、水と空気を浄化する驚きの植物として知られている。モリンガに含まれる成分はギャバ、ポリフェノール、鉄分、カルシウム、食物繊維、ビタミン、カリウム、他。期待効果は美容・美肌効果、高血圧予防、デトックス効果、糖尿病予防など。
次から次へと色々な葉っぱを渡されて手がいっぱいになるの図。説明は続く(笑)。
「これが島バナナで、こっちが三尺バナナ、こっちはイスラエルバナナ」え!イスラエルバナナ?!!
モリンガおじさんはミツバチも飼っています。「蜂のためにハーブを3種類植えたさー。かわいい蜂が飛び回っているのが見れるよかわいいねぇ。ぶんぶんぶんぶん飛んでいるさ。」
モリンガおじさんの奥様が作った美味しいモリンガ料理を食べたいならここ!お店の写真を撮りに行ったのですが、興味がわき過ぎて急遽モリンガ料理を頂いてきました。
この日のランチ(1,080円)は
全力でモリンガ!そしてモリンガの森で採れた野菜がいっぱい使われています。美味しいし、体が喜んでる気がする!
お家でリラックスタイムにモリンガ茶なんていかがですか?お土産にも喜ばれそう!最近は問い合わせの電話も多いそうですよ!