綾道(あやんつ)とは、宮古島の言葉で「趣(おもむき)のある道」という意味。
良港と豊富な地下水に恵まれた旧市街地「平良(ひらら)」は、古くから人々が暮らしを営み、発展してきた町。
同時に歴史を彩る英雄たちの活躍の舞台でもあり、綾道歴史散歩<平良北コース>は、ガイドと一緒に市街地周辺の史跡や文化財をたどりながら、宮古島統一の歴史物語を楽しめるコース。
「英雄物語」に「水と暮らし物語」を加えたロングコース(3時間/¥4,000)も、お選びいただけます。予約時にご相談ください。
体験時間:①10:00~11:30 ②16:00~17:30
※時間はご相談ください
集合場所:宮古神社休憩所前(本殿左隣り)
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ひらら綾道は、宮古島の統一物語、英雄たちのドキュメンタリーをたどるまち歩き。
日本史で言うと鎌倉時代の終わりから室町時代、そして応仁の乱で世が乱れ戦国時代にさしかかる頃。琉球、そして宮古島の歴史も大きく動きます。
10世以前=島建て"神話の時代”から、天太(ティダ)や按司(アズ)と呼ばれた有力者や、神に仕える女性(ツカサ)たちが、村のリーダーとして集落を治めていた"根人(ニーッチュ)の時代"へ。そして14世紀の半ばになると、宮古島も、力を蓄えた各地の豪族たちの群雄割拠の時代を迎えます。
綾道のテーマは、戦乱の時代に生まれた、3人の英雄たちとそのファミリヒストリー。島のイラストレーターが描いたオリジナルのマップと紙芝居を使い、英雄たちの軌跡をたどります。
※御嶽(うたき)や水にまつわるポイントをさらに詳しく巡る3時間のロングコース「水と暮らし物語」もあります。
紙芝居は、”根人の時代”から。神様に福運をいただいて生まれてきた長井里の眞氏(モース)のお話でスタートします。
宮古島の歴史物語を彩る最大の英雄、仲宗根豊見親の少年時代の逸話を紹介する紙芝居です。
アトンマ墓。仲宗根豊見親を祖とする忠導氏の後妻さん(アトンマ)のためのお墓です。下半分は岩版を削った造形、その上に石積みをしています。入り口上の"L字"型の一枚岩が特徴です。
知利真良豊見親の墓。仲宗根豊見親の墓は1500年ごろの築造と伝えられますが、三男の知利真等の墓は200年余り後の末裔がつくったといわれています。デザインは踏襲していますが、時代が新しいだけあって、石工の技巧も高く、大変美しい造形です。
大和井(ヤマトガー)。その名の通り、江戸時代に薩摩や琉球の役人のためにつくられた井戸。石工技術の造形美に圧倒される空間です。御嶽(うたき)や水にまつわるポイントを巡るロングコース「水と暮らし物語」のハイライト。
ブドゥラ井。大和井と同じ水源を持つ降り井(ウリガー)。命の力を凝縮したようなガジュマルに圧倒されます。