ゆくる宮古島 yukuru miyakojima project 2019 は終了しました。

shop info 工房がじまる宮古上布工房訪問&藍染め上布試着体験

世界一手間のかかる工芸品といわれる宮古上布。セミの羽に例えられるほど繊細で優美な織物。

工房を訪ね、上布の織り手と話し、宮古上布の世界を感じてください。ストールの藍染め体験と上布の着物を試着して記念写真もどうぞ!

  • 苧麻繊維を裂き、績んで糸にする体験
  • 染め織りの話を聞き、宮古上布の世界を体感
  • ストールの藍染め体験
  • 宮古上布を試着、記念写真をどうぞ
【問合せ先】

宮古上布工房訪問&藍染め上布試着体験

事前予約
3日前17:00までに電話予約
参加費
工房訪問~上布試着体験 6,000円/1人
工房訪問~ストール藍染め体験付き 12,000円/1人
所要時間
9:30~11:30(120分)
最少実施人数
2名
最大実施人数
6人(要相談)
実施可能日
毎日
  • 特典

    オリジナル粗品プレゼント

yukuru report宮古上布工房訪問&藍染め上布試着体験

宮古上布。それは、島の雑草から世界最高峰の麻織物が手作りされる魔法

宮古上布工房訪問&藍染め体験では、実際の宮古上布の工程を体感することができます。

宮古島のアルカリ土壌を好む苧麻(ちょま、方言でブー)の靭皮を丁寧に取り出し、繊維を髪の毛より細く裂き、糸を績み、藍や島の植物で糸を染めます。宮古上布の糸は先染め。染色の前に模様を決め、その模様に従って一本一本のタテ糸ヨコ糸を木綿糸で括り、白く染め残します。つまり、織り始める前から糸には模様が宿り、織られる順番を待つ。織り手は丁寧に、根気強くその柄を布に描いていく…

気が遠くなるような作業です。熟練した織り手でも1日に30cmほどしか織れないとのこと。着尺一反織るのに、どれくらいの手間と時間が投入されるのか、本当に想像を絶します。

織りあがった上布は美しく、繊細。「まるで蜻蛉の羽!」と賞賛されています。

コースではブー績み〜ストールの染色工程を体験していただくことに加え、ビンテージの宮古上布の試着体験もできます。

それを通じて島を語ることができるほどの存在感、宮古上布を感じる旅。オススメですよ!

苧麻から取り出した靭皮を乾燥させたものを生ブーと言います。これを爪先で裂き、髪の毛より細い糸を績んでいきます。島では、1年で、6~7回ほど収穫できますが、3月から5月のうりずんの時期にとれたものが最上級とされています。

細く細く績まれた苧麻糸(ブー)。昔は、島ではどの家でもおばぁたちが、夜な夜なブーンミをしていました。績み手の高齢化が進み、後継者育成が急がれています。

糸車で績んだ糸を撚りかけします。こうすることで、均一で丈夫な糸になります。

染めあげた糸を庭で乾燥。重石はスイジガイ。風景はものづくりの豊かな美しさに満ちています。

色とりどりに染められた苧麻糸。染色の素材は、フクギやガジュマルの気根など、全て島の身近な植物です。

織り手さんから、織りの工程について伺います。横糸を一本一本経糸に織り込んでいく、その繊細で美しい作業に心を奪われます。

宮古上布の帯。伝統的な柄で織られています。

いよいよ藍染め体験。デザインをイメージしながら、白く残したい部分をくくります。ストールは綿、麻、シルクから選べます。

藍の染料にストールを漬け込みます。漬ける時間と回数で、仕上がりの藍の風合いが変化するのも楽しみ。染料から上げた瞬間は、緑色ですが…

空気にふれたとたん、みるみるうちに紺色に!!

くくった部分をはずすと…

イメージ以上の仕上がりに、満足満足!

くくり方で、ふたつとない、個性的な柄が浮かび上がるのが染色の魅力です。

魂で績む。命で染める。祈るように織る。上布の世界。

お問い合わせ

宮古島「ひとときさんぽツアー」((株)プラネット・フォー)
〒906-0008 沖縄県宮古島市平良荷川取325-11-305
0980-73-7311
10:00~17:00(最終受付)
雨天中止
//www.plannet4.co.jp/hitotokisampo/tour-somemono.php
ゆっくりと、くらすように旅する